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 受審を終えた後、無事認定された場合には、認定証が発行されます。  
また、認定留保の場合には次のような取り扱いがなされます。  
 
イ) 中項目における「評点2」の取り扱い  
○  文書内指摘  
○  留意事項(条件付き認定)  
○  改善要望事項(認定留保)  
ロ) 認定留保の取り扱い  
○  一年以内に再審査の受審が可能  
ハ) 認定の場合  
○  認定証発行 (認定証有効期間は5年)  
 
尚、新評価体系における審査の傾向は、次のような傾向にあります。  
 
初回認定率・・・旧バージョンで約 80 % 新バージョンで約 40 %  
更新認定率・・・改善期間付与の条件付認定が、認証取得全体の約 40 %  
 
審査の重点・・・従来の施設の整備状況、カルテの記載方法等のハード面からマニュアルの実施状況、職種間連携などのプロセス面の評価へ重点が移行  
   例)個別審査にてカルテと看護記録との照合による指示伝達の状況の確認(口頭のみで指示が出されていないか等)  
 
また、認定留保の可能性があるのは、次の 29 項目です。  
 
<一般病院 A>  
○ 医療法、消防法などの病院管理に関わる各種法令の標準を満たすよう努力している  
○ 診療情報の有効利用を促進する体制がある  
○ 薬剤が適切に使用されている  
○ 輸血用血液製剤の管理が適切に行われている  
○ 患者の相談に適切に応じている  
○ 人事・労働管理が適正に行われている  
<一般病院 B>  
○ 個々の症例について十分な検討が行われている  
○ 医師の人事管理が合理的に行われている  
○ 診療録が適切に管理されている  
○ 診療情報の有効活用を促進する体制がある  
○ 適切な調剤体制がある  
○ 分煙への配慮がなされている  
○ 医療廃棄物の処理が適切に行われている  
 
 
<複合病院(一般 A +長期)>  
○ 医療法、消防法などの病院管理に関わる各種法令の標準を満たすよう努力している  
○ 病院の将来(中・長期)計画が策定されている  
○ 診療録の管理が適切に行われている  
○ 診療情報の有効利用を促進する体制がある  
○ 輸血用血液製剤の管理が適切に行われている  
○ 機能に見合った機器・設備が整備されている  
○ 看護過程を展開して看護ケアが提供されている  
○ 禁煙・分煙の配慮がなされている  
○ 人事・労務管理が適正に行われている  
○ 患者の受入が適切に行われている  
○ ボランティアを積極的に受け入れている  
○ 適切なターミナルケアの提供がなされている  
○ 滅菌業務が適切に行われている  
○ 患者のデータがケアの質の向上に生かされている  
○ 在宅支援サービスが適切に行われている  
 
 
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