積み上げ式総合予算は部門別に予算を積み上げ調整したものです。一方、予算統制は予算実績の再を分析し予算達成のための指示を出すためのものです。したがって部門別損益計算は利益計画、予算統制と一体となって機能することになります。
公開審査においても部門別損益を分析し会社の収益構造を把握することになります。部門ごとの収益を把握することで、申請会社の収益の柱が何であるか、あるいはどこに弱さがあるかを判断することになります。
一方で利益計画の基礎となるのは売上計画です。この売上計画の精度が高いか低いかにより利益計画全体の精度が問われます。
商品別損益管理は売上高を管理するだけの目的でなく、商品群別の損益状況を管理し、販売政策に活用することで損益の改善に資することを目的としています。
公開審査においても商品別損益管理をもとに、その企業の将来見通しに対する基礎資料として審査します。 |